【結論】VDSLのマンションは変えられる?速くする5つの手順

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【結論】VDSLのマンションは変えられる?速くする5つの手順

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速度を測ったら思ったより遅くて、調べたらVDSLって書いてあった…。引っ越す余裕はないし、大家さんに言っても断られそうで動けない。

この記事では、VDSLのマンションをなんとかする方法について解説します。

結論から言うと、いちばん大事なのは大家さんを自分で説得しようとしないことでした。

回線を配線し直す話にはNTT東日本の受付窓口があり、そこから管理会社へ話を通してもらえます。

筆者は賃貸物件の仕事に約2年たずさわり、入居者の方から回線工事の相談を受ける側にいました。

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VDSLのマンションで打てる5つの手順
目次

【結論】VDSLのマンションで打てる手は5つある

まず全体像だけ先にお見せします。

交渉より先にやることがある

先に手をつけるのは、交渉ではなく現状の確認です。

理由は単純で、建物の配線がどうなっているかによって、打てる手がまるごと変わってしまうからでした。

VDSLだと思っていた建物が、実は光配線方式にも対応していたというケースもあります。

NTT東日本は、集合住宅の配線を光配線方式・VDSL方式・LAN配線方式の3種類に分けて説明しています。

このうちVDSL方式は、建物の中を電話線で各部屋までつなぐ方式のこと。

動けずに固まってしまうのは、確かめる手段を知らないだけということも多いものです。

まずは調べ方から押さえていきましょう。

5つの手順を一覧で見る

この記事で扱う5つを、かかる手間の順に並べました。

スクロールできます
手順やること誰に動いてもらうか
手順1配線方式を確かめる自分だけで完結する
手順2光配線化を申し込むNTTから管理会社へ
手順3工事の許可をもらう大家さん・管理会社
手順4工事なしで速度を底上げ自分だけで完結する
手順5退去時の扱いを決める大家さん・管理会社

手順1と手順4は、誰の許可もいりません

今日のうちに終わらせられます。

手間がかかるのは手順2と手順3。

ただしここも、あとで説明するとおり自分ひとりで抱える必要はありませんでした。

いちばん大きいのは「自分で交渉しなくていい」こと

この記事でいちばんお伝えしたいのが、ここです。

VDSLの相談で多いのは「大家さんにどう切り出せばいいか分からない」という悩みでした。

文例を用意して自分で交渉しようとする方も少なくありません。

ところがNTT東日本には、光配線化のリクエスト受付窓口があります。

Webフォームに管理会社の情報を入れると、NTTの担当者が管理会社へ案内してくれる仕組み。

切り出し方に悩んでいた時間が、そのまま浮くことになります。

詳しくは手順2で扱いました。

大家さんの承諾そのものは賃貸のネット回線の評判より先に見る3つでまとめています。

入居者の方から相談を受けていたころ、この窓口を知らずに悩んでいる方がとても多かったんです。

手順1:うちが本当にVDSLかを3つの方法で確かめる

ここは自分ひとりで終わります。

手順1:うちが本当にVDSLかを3つの方法で確かめる

公式のエリア検索で調べる

確度が高いのは、回線事業者のエリア検索に住所を入れる方法です。

管理会社に聞くより早く、しかも自分のペースで確かめられます。

NTT東日本はエリア検索での配線方式の見分け方という案内ページを公開していました。

手順は2つだけ。

まずエリア検索に郵便番号を入れ、次に物件の住所を入れて建物を選びます。

すると、その建物で申し込めるプラン名が表示される流れ。

不動産会社の返事を待たずに済むので、賃貸を探している段階でも使えます。

表示されたプラン名の読み方

表示された言葉で配線方式が分かる

表示されたプラン名の読み方が、この手順の肝でした。

NTT東日本は集合住宅の提供形態を4つのパターンに分け、それぞれどう表示されるかを公開しています。

表にまとめました。

スクロールできます
エリア検索の表示建物の状態光配線にできるか
フレッツ 光ネクスト マンションタイプ(ミニ/プラン1/プラン2 など)VDSL・LAN配線の装置だけが置かれている共用部に装置を足す必要あり
フレッツ 光クロス/マンション・ギガラインタイプ光配線の装置がある(VDSLと併設の場合も)そのまま申し込める可能性が高い
ご指定の住所は詳しい状況確認が必要ですどの装置も置かれていない共用部に装置を足す必要あり

「マンションタイプ」と出たら、その建物は電話線で各部屋につないでいる状態だと読めます。

ここが分かるだけで、次にやることが決まりました。

なお配線方式そのものは、申し込みのあとに行われる構内環境調査(建物の中の設備を調べる工程)でNTTが決めるものでした。

自分で選べるわけではない点に注意してください。

部屋の中の機械を見るのが早道

部屋の装置の型番を見る

すでに住んでいるなら、部屋の中の機械を見るのが早道です。

NTT東日本は、契約がVDSL方式かどうかを確かめる方法を2つ挙げていました。

確かめ方どこを見るか
書類で確かめる申し込み時に届いた『開通のご案内』の「ご利用サービス名」欄に”VDSL方式”の記載があるか
機械で確かめる部屋の端末装置の型番が「VH-」または「RV-」で始まっているか

型番はテレビ台の裏や玄関近くの収納に置かれていることが多いもの。

ほこりをはらって前面のシールを読めば、その場で判別できます

詳しくはNTT東日本の切り替え案内をご確認ください。

内見のときはコンセントを見る

これから借りる部屋なら、内見が確かめるチャンスになります。

壁のコンセント周りを見て、電話線の差込口しかないのか、光コンセントがあるのかを確認しておきましょう。

写真を撮っておくと、あとで回線事業者に相談するときにも役立ちます。

私がいた現場では、入居前に「ここは光配線ですか」と聞かれること自体は珍しくありませんでした。

ただ、その場で答えられないことも多かったのが実際のところです。

理由はこちらの見出しで説明します。

契約前に見抜けなかったと落ち込む必要はありません。

プロである不動産会社でも把握しきれていないことがある、というだけの話でした。

手順2:光配線化はNTTの窓口に頼めるから自分で交渉しなくていい

この記事で最初に読んでほしい部分です。

手順2:光配線化はNTTの窓口に頼めるから自分で交渉しなくていい

光配線にするには共用部に装置がいる

自分の部屋だけの工事では終わりません。

NTT東日本はこう説明しています。

VDSLやLAN配線の装置だけが置かれている建物では、光配線方式への切り替えに条件がありました。

管理会社の了承のうえで、建物の共用部に光スプリッタを入れる必要があるとのこと。

光スプリッタとは、光を各部屋に分ける装置のこと。

つまり建物側の設備を足す工事になるわけです。

入居者の一存で決められないのは、このためでした。

共用部の設備がどこにあるかは、MDFとは?光回線の工事で必要な4つの手続きと聞く順番でくわしく整理しました。

光配線化のリクエスト受付窓口

公式の受付窓口から申し込める

ここが大きな分かれ道でした。

NTT東日本は「光配線化のリクエスト受付窓口」というWebフォームを用意しています。

入居者がそこに管理会社の情報を入力すると、NTTの担当者が管理会社へ光配線方式の導入を案内してくれるという流れ。

自分で資料をそろえて交渉する必要がありません

読者の方が悩みがちな「切り出し方」の問題が、そもそも発生しない設計になっていました。

\ 交渉はNTTに任せられます /

光コラボを使っている人も登録できる

ここを見落としている方が多い印象です。

この窓口は、フレッツ光の契約者だけのものではありません

NTT東日本の注記には、光コラボレーション事業者が提供する回線の利用者からも登録できると書かれています。

光コラボとは、NTTの回線を借りて各社が自社サービスとして売っている形のこと。

賃貸で勧められる光コラボ

中身をどこまで確かめられるかは賃貸ライフネットの評判を書面で確かめた記事にまとめています。

身近なところでは、ドコモ光やソフトバンク光がこれにあたります。

「うちはフレッツじゃないから関係ない」と思って諦めていたなら、もう一度確認してみる価値がありました。

通らないこともあると先に知っておく

期待だけを持って申し込むと、あとがつらくなります。

NTT東日本は、この窓口について但し書きを添えていました。

公式の但し書きを、原文のまま引用します。

お客さま建物設備環境や内容によっては、有償対応が必要となったり対応時間を頂戴することや、導入不可な場合もございます。

出典:NTT東日本「集合住宅の導入工事と配線方式について」

  • 費用がかかる場合がある
  • 時間がかかる場合がある
  • 建物によっては入れられないこともある

だからこそ、申し込みと並行して工事なしでできることも進めておくと安心です。

手順3:大家さんに聞くときの分かれ目は「壁に穴を開けるか」

ここからは許可を出す側にいた経験からお伝えします。

手順3:大家さんに聞くときの分かれ目は「壁に穴を開けるか」

現場で使っていた線引きは1つだけ

私がいた現場での判断基準は、たった1点でした。

それが壁に穴を開ける必要があるかどうかです。

ビス留めのような小さな穴も含めて、建物に傷が残る工事かどうかで線を引いていました。

穴を開けずに済むなら、基本的にはお受けする案内をしていました。

逆に建物へ傷が付く工事は、お断りする扱いでした(工事そのものができない場合は光回線が引けない家でオンラインゲームを続ける方法 をどうぞ)。

設備そのものより、建物の状態を保てるかを見ていたわけです。

「回線を引きたい」と言われて困ったことは、実はあまりないんです。困るのは「壁に穴を開けます」と言われたときでした。

ただし、これは私が担当していた範囲での運用です。

物件や管理会社によって基準は変わりますので、そのまま当てはめずに参考としてご覧ください。

既存の配管やダクトが使えるかを見る

穴を開けずに通す道は、意外と残っています。

もともと電話線が通っている配管や、エアコンの配管を通すダクト。

こうした経路を使えれば、穴を開けずにケーブルを引き込めることがありました。

工事業者はこうした道を探すのに慣れています。

そこで問い合わせるときは、許可を求める前に「穴を開けずにできる工事なら可能か」という形で聞くのがおすすめです。

判断する側が答えやすい聞き方になります。

漠然と「光回線を引いてよいか」と聞かれるより、条件が具体的なほうが話は前に進みました。

無断で進めるといちばん高くつく

もっとも避けたいのが、確認せずに工事を入れてしまう進め方です。

建物に傷が残る工事を無断で行った場合、退去のときに大きな修繕費が発生する可能性があります。

私がいた現場でも、金額そのものは伝えないものの、負担が生じる点はお伝えするようにしていました。

速くしたくて始めたことで、あとから大きな出費を抱えてしまう。

これでは元も子もありません。

ひと言確認しておくだけで避けられる話でした。

順番を守ることが、結果的にいちばん安く済みます。

そのまま使える聞き方

聞き方が決まっていれば、電話のハードルは下がります。

下の内容をそのまま伝えれば十分です。

長く説明する必要はありません

管理会社への聞き方(例)

「〇〇号室の入居者です。インターネットの回線を光配線方式に変えたいと考えています。壁に穴を開けず、既存の配管を使う工事であれば許可をいただけますか。あわせて、退去時の扱いも教えてください」

ポイントは、工事の条件と退去時の扱いを1回の連絡でまとめて聞くことです。

次で説明するとおり、返事には時間がかかります。

何度も電話をかけ直さずに済むよう、最初に全部渡しておきましょう。

手順4:許可を待てないときに工事なしでできること

返事を待つ間も、できることは残っています。

まず部屋の中の環境を見直す

お金をかけずに済む可能性があるのが、この見直しです。

NTT東日本はVDSL方式について、速度が落ちる要因を挙げていました。

建物内の設備状況、他の回線との干渉、部屋の中の通信機器の影響などです。

つまり部屋の中にも原因がありうるということ。

たとえばWi-Fi8がいつ来るのかを待たずにできるルーターの買い替え。

Wi-Fiを5GHz帯に切り替える、モジュラーケーブルを差し直す、といった手もあります。

どれも工事はいりません

測り方の順番はSwitch2の通信速度の測り方にまとめました。

回線そのものより手前でつまずいていた、というケースも実際にありました。

工事のいらない回線を足す

それでも足りないなら、別の回線を足す選択肢があります。

コンセントに挿すだけで使えるホームルーターなら、壁の工事も大家さんの許可も不要です。

届いたその日から使えるため、返事を待っている期間の受け皿になります。

ただし電波を使う以上、建物の位置や部屋の向きで届き方は変わるもの。

契約前に、お試し期間や解約の条件を確かめておくと安心です。

\ 返事を待つあいだの受け皿に /

オンラインゲームのように、遅延が気になる使い方をする方もいます。

ahamo光でゲームをするときにつまずく3つの原因と直し方もあわせてご覧ください。

お金のかけ方を決めておく

賃貸だからこそ、使う金額に線を引いておきたいところです。

工事費について、NTT東日本は金額を公表していません

設備の形態によって異なるため、問い合わせの際に確認して説明するという案内でした。

ネットで見かける相場をそのまま信じないほうが安全です。

問い合わせのときに、工事費と月額の両方を確認しておきましょう。

契約年数の縛りがあるかどうかも同時に聞いておくと、あとで迷いません。

住み続ける年数と回収できる金額を並べて考えると、判断しやすくなります。

備え付けの回線が遅いときの切り分けはレオネットの速度が遅い5つの原因でも扱っています。

手順5:退去のときにどうなるかを先に決めておく

ここを飛ばす方が本当に多い部分です。

手順5:退去のときにどうなるかを先に決めておく

撤去を求められることがある

入れた設備は、そのまま置いていけるとは限りません

私がいた現場では、入居者が入れた回線設備について、退去のときに原状回復として撤去をお願いしていました。

原状回復とは、借りたときの状態に戻すことを指します。

撤去にも費用と手間がかかるもの。

引っ越しの準備で慌ただしい時期に、これが増えるのはなかなか大変です。

こちらも管理会社や契約内容によって扱いは変わります。

ご自身の賃貸借契約書の記載を、あわせて確認しておいてください。

国が示している考え方

原状回復の考え方には、国がまとめた指針がありました。

国土交通省は原状回復をめぐるトラブルとガイドラインを公開しています。

貸主と借主のどちらが負担するかの考え方が整理された資料です。

入居者が自分の希望で設置したものは、借主の負担になりやすい部類です。

もめてから読むより、工事を決める前に目を通しておくほうが役に立ちます。

通信サービス全般の相談先として参考になるのが、総務省の電気通信サービスに関する案内です。

工事の前に決めておく一文

あとで困らないために、確認しておきたいことが2つあります。

スクロールできます
確認すること聞き方の例
退去時に撤去がいるか「退去のときは、入れた設備を撤去する必要がありますか」
そのまま残せる場合があるか「次の入居者の方が使える形なら、残しても差し支えありませんか」

やり取りはメールで残しておくのがおすすめです。

担当者が変わっても、記録があれば話が早く進みます。

ここまで決めておけば、安心して工事に進めますね。

VDSLで速度が落ちるのはなぜ?公式が挙げる3つの要因

理由が分かると、打つ手も選びやすくなります。

公式はこう説明している

まず、回線を提供している側の説明を見ておきましょう。

NTT東日本はVDSL方式について、次のように書いています。

VDSL方式は、集合住宅内の設備状況や他回線との干渉、お客さま宅内の通信設備等の影響などのDSL方式に起因する事象により、通信速度が低下またはご利用になれない場合があります。

出典:NTT東日本「フレッツ 光ネクスト マンションタイプ」

要因が3つ挙げられている点に注目してください。

  • 建物の設備の状況
  • 他の回線との干渉
  • 部屋の中の通信機器

つまり原因は建物だけとは限りません

順に見ていきます。

建物の設備の状況

1つ目が、建物そのものの配線です。

VDSL方式は、共用部から各部屋までを既にある電話線でつなぐ仕組みでした。

光ファイバーに比べると、電話線は情報を運べる量が限られます。

建物が古いほど電話線も長く使われている傾向にあり、状態の差が出やすい部分。

ここは入居者側で手を入れられないため、根本から変えるなら手順2の光配線化が答えになります。

逆に言えば、ここ以外の要因なら自分で対処できるということでもありました。

他の回線との干渉

2つ目は、同じ建物の中で起きる影響です。

電話線は束ねて配線されているため、近くを通る他の回線から影響を受けることがあります。

夜だけ遅い、休日だけ重い、といった時間帯による差が出るのはこのあたりが関係する場合も。

速度を測るときは、平日の昼と夜、休日の夜など時間帯を変えて3回ほど記録しておきましょう。

数字が残っていると、管理会社に相談するときの説明もしやすくなります。

感覚ではなく記録で伝えるほうが、話は通りやすいものでした。

部屋の中の機器

3つ目が、いちばん手を入れやすい部分でした。

公式が「お客さま宅内の通信設備等の影響」と書いているとおり、部屋の中の機器も速度に関わります。

機器そのものを替えるかどうかはドコモ光のホームゲートウェイ交換で速度が上がる3つの場合で判断できました。

ルーターの世代が古い、置き場所が家具の裏、電子レンジの近く。

ネット無料の物件で対戦だけができないときは、賃貸の部屋タイプ別に手段を分けた記事もあわせてどうぞ。

こうした条件が重なると、回線の性能を出しきれません。

まずは有線でつないだときの速度と、Wi-Fiのときの速度を比べてみてください

差が大きいなら、原因は回線ではなく部屋の中にあります。

ここが原因だった場合、解決に工事も許可もいりません。

なぜ管理会社はすぐ答えてくれないのか:現場にいた側から

返事が遅いのには、理由がありました。

電話を受けた担当は建物の設備を把握していない

これは意地悪をしているわけではありません

「この建物は光配線ですか、VDSLですか」。

こう聞かれても担当者が答えられないことは、私がいた現場でも多くありました。

管理する棟数が増えるほど、一人が全部の配線を覚えているのは難しくなります。

回線の種類は入居や退去の手続きに直接関わらないため、日常の業務で触れる機会も少ない情報でした。

曖昧な返事しか返ってこなくても、担当者を責める話ではなかったわけです。

物件の担当者に回るので時間がかかる

その場で答えが出ない以上、確認の工程が挟まります。

私がいた現場では、込み入った内容は物件を担当している営業へ引き継ぐ流れでした。

担当が外出していれば、その日のうちに回答が返らないこともあります。

つまり即答は期待しないほうが心が楽ということ。

数日かかる前提で予定を組んでおくと、待つあいだのストレスが減ります。

「まだですか」と催促の電話をいただくこともありました。急かされるほど確認は早くならないので、先に目安をお伝えするようにしていました。

だから聞き方を先に決めておく

ここまでを踏まえると、対策は1つに絞れます。

聞きたいことを最初の連絡でまとめて渡すことです。

工事の条件、退去時の扱い、回答の目安。

この3点を1回で伝えておけば、往復の回数が減ります。

あわせて、NTTの受付窓口にも登録しておくと二方向から動かせます

管理会社からの返事を待つあいだに、NTT側の案内が先に届くこともありました。

片方が止まっても、もう片方が進む形を作っておきましょう。

先にやると損をしやすい3つの動き方

よくある遠回りを、先にお伝えしておきます。

確認せずに工事を申し込む

いちばん多い遠回りが、これでした。

配線方式も許可も確かめないまま戸建て向けのプランを申し込むと、工事の当日に作業ができず引き返す事態が起こりえます。

日程を空けて待っていた時間が、まるごと無駄になってしまうわけです。

先に手順1で配線方式を調べておけば、この空振りは避けられます。

調べるだけなら10分ほどで終わる作業でした。

順番を入れ替えるだけで、結果が変わります。

返事をただ待ち続ける

次に多いのが、連絡してそのまま止まってしまう形です。

管理会社の返事を待つあいだ、何もできないと思い込んでしまう方が少なくありません。

実際には手順4のとおり、部屋の中の見直しは今日から進められます。

ルーターの置き場所を変える、有線でつないでみる、時間帯ごとに速度を測る。

どれも許可はいりません。

待ち時間を測定にあてておくと、そのデータが次の相談材料になりました。

退去時を決めずに進める

あとから響いてくるのが、この抜けです。

工事の許可だけをもらって、退去のときにどうするかを決めずに進めるケース。

数年後の引っ越しのタイミングで、撤去の話が急に出てくることになります。

許可を取るその連絡のなかで、退去時の扱いも一緒に確認しておきましょう。

同じ電話で済む話を、わざわざ将来に持ち越す必要はありません。

やり取りをメールで残しておけば、担当者が変わっても安心です。

状況別:あなたが次にやる1手が分かる早見表

ご自身の状況に近いところを見てください。

スクロールできます
いまの状況次にやる1手かかる時間の目安
遅いけれど配線方式を調べていない公式のエリア検索に住所を入れる10分ほど
VDSLだと分かっているNTTの受付窓口に登録する登録は15分ほど
大家さんに聞くのがこわい穴を開けない条件を添えて聞く電話1本
今すぐ速くしたい部屋の中の環境を見直す今日中
これから引っ越す内見でコンセントを確認する内見のついで

いま住んでいて遅い場合

この場合は、調べる順番がそのまま近道になります。

まずVH100-4ENなどのVDSLモデムの型番を見て、VDSLかどうかを判定しましょう。

VDSLだと分かったら、その足でNTTの受付窓口に登録します。

管理会社への連絡は、そのあとで構いません。

並行して、有線とWi-Fiの速度を比べておくと原因の切り分けも進みます。

ここまでで、だいたい1時間ほど

動き出してしまえば、思っていたより短い作業でした。

これから引っ越す場合

契約前なら、選べる余地が残っています

候補の物件の住所をエリア検索に入れて、表示されるプラン名を見比べてください。

「マンションタイプ」と出る建物と、「ギガラインタイプ」と出る建物では、入居後の速度環境が変わります。

内見のときは、壁のコンセントの写真も撮っておきましょう。

不動産会社の回答が曖昧でも、自分で確かめた材料があれば判断できます。

入居前に分かっていれば、そもそも困らずに済みますね。

在宅ワークやゲームで急ぐ場合

期限が決まっているなら、二段構えで進めます

光配線化の申し込みは時間がかかる前提で出しておき、当面はホームルーターなど工事のいらない手段でしのぐ形です。

会議やゲームの予定に間に合わせるには、この並行が現実的でした。

そのうえで、VDSLの提供そのものがどうなるかも気になるところ。

VDSLサービス終了で使えなくなる人は?対象を見分ける3つの手順もご覧ください。

今日をしのぐ手と、根本を変える手

両方を持っておくと落ち着いて動けます。

\ 今日をしのぐ手:工事がいらない /

\ 根本を変える手:光回線に切り替える /

VDSLのマンションでよくある質問

読者の方から届きやすい疑問をまとめました。

自分の部屋だけ光配線方式に変えられますか

部屋の工事だけでは完結しません。NTT東日本の説明では、建物の共用部に光スプリッタを入れる必要があるとされています。くわしくはこちらの見出しをご覧ください。

大家さんの許可はもらえるものですか

物件や管理会社によって基準は変わります。私がいた現場では、壁に穴を開けない工事かどうかで判断していました。こちらの見出しで説明しています。

工事費はいくらかかりますか

NTT東日本は金額を公表していません。設備の形態によって変わるため、問い合わせの際に確認してほしいという案内になっています。相場の情報は鵜呑みにしないでください。

うちがVDSLかどうかを今すぐ知る方法はありますか

部屋の端末装置の型番を見てください。「VH-」または「RV-」で始まっていればVDSL方式です。こちらの見出しにまとめました。

ドコモ光やソフトバンク光でも窓口は使えますか

使えます。NTT東日本の注記に、光コラボレーション事業者の回線利用者からも登録できると書かれています。こちらの見出しをご覧ください。

申し込めば光配線になりますか

そうとは限りません。公式の但し書きに、有償対応や導入不可の場合もあると明記されています。こちらの見出しで引用しました。

管理会社に聞いても答えが返ってきません

電話を受けた担当が配線方式まで把握していないことは珍しくありません。物件の担当者に確認が回るため、数日かかる前提で待つのが現実的です。

退去のときに設備はどうなりますか

撤去を求められる場合があります。私がいた現場では原状回復として撤去をお願いしていました。契約内容によって変わるため、工事の前に確認してください。

工事なしで速くする方法はありますか

あります。ルーターの買い替えや置き場所の見直し、有線接続への切り替えなどです。こちらの見出しで紹介しています。

VDSLの提供はこの先どうなりますか

提供形態の見直しが進んでいます。自分が対象かどうかの見分け方はVDSLサービス終了の記事にまとめました。

まとめ:VDSLのマンションで速くする5つの手順

VDSLだと分かった時点では、まだ何も決まっていません。

いちばん伝えたかったのは、大家さんを自分で説得しなくてよいということでした。

交渉を引き受けてくれる窓口が用意されているからです。

今日できるのは、住所をエリア検索に入れることだけ。

それだけで、次にやることがはっきりします。

\ 交渉はNTTに任せられます /

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