
通勤中にラジコを流したいけど、月末にギガが足りなくなるのが怖くて我慢している…。
この記事では、ラジコの通信料について解説します。
公式が出している答えは1GBで約30時間、思っているよりずっと長く聴けるはずです。
つまり20GBのプランなら、計算上は600時間ぶんの余裕があるということ。
- 公式は「1GBで約30時間」と明記
- 2時間続けて聴いても約81MB
- 7GBなら約214時間ぶん
- ダウンロードして持ち出すことはできない
- 本当に気にしたくないなら自宅のWi-Fi
この記事は、radiko公式のヘルプを1ページずつ開いて数字を拾い直したものです。
調べても「20MB」「30MB」「0.3GB」と答えがバラバラで、手が止まった経験はありませんか。
数字が分からないまま我慢を続けると、聴けたはずの時間だけを損します。しかもラジコは、ダウンロードして節約する逃げ道がありません。
読み終えるころには、自分のプランで何時間ぶんかを言えるようになります。
数字の元になっているのはradiko公式「radikoのデータ通信量・バッテリー消費量」というページ。
この記事の調べ方はコンテンツ制作・運用ポリシーのとおりです。

【結論】ラジコの通信料は公式が出す3つの数字で決まる
まず、判断の土台になる数字をそろえます。
順番に見ていきましょう。
まず答え:1GBで約30時間ぶん聴ける
ラジコを聴いて減るデータ通信量(スマホのギガが減る量)は、公式が数字で示しています。
それによると、1GBに達するまでの再生時間は約30時間。
1日1時間なら、ひと月まるごと聴いても1GBに届きません。
ラジオは音声だけなので、動画と同じ感覚で心配する必要はありません。まずここで肩の力を抜いてください。
この「約30時間」が、記事全体でいちばん使える数字になります。
公式が出している3つの数字
公式ヘルプに載っている数字は3つです。
一般的なスマートフォンアプリで2時間連続で番組を再生した場合、約81MBの通信量を消費します。
7GBに達成するまでの再生時間は約214時間、1GBに達成するまでの再生時間は約30時間となります。
| 公式が示す数字 | 内容 |
| 2時間連続で再生 | 約81MB |
|---|---|
| 1GBに達するまで | 約30時間 |
| 7GBに達するまで | 約214時間 |
この3つ以外の数字は、公式には書かれていません。
「1時間で何MB」より「何時間聴けるか」で見る
ネットで見かける説明の多くは「1時間で何MB」という形をとっています。
ところが公式は、1時間あたりの数字を出していません。
示しているのは「2時間で約81MB」と「1GBで約30時間」「7GBで約214時間」の3つだけ。
この記事でも、公式が出していない「1時間あたり」の数字は作りません。時間で示されているものは、時間のまま使うほうが正確です。
読者が知りたいのは自分のギガで何時間聴けるかなので、こちらのほうが使い勝手もよいといえます。
数字の出どころは公表された調査
公式ページには、参照した資料まで書かれています。
それが角川アスキー総合研究所の「主要コンテンツ配信アプリの通信量/バッテリー消費量調査」です。
個人の実測ではなく、第三者の調査を根拠にしている点は押さえておきたいところ。
出どころが書かれている数字は、あとから確かめられます。ネットの体験談と決定的に違うのはここです。
なお同じページのタイトルにはバッテリーも入っていますが、消費量の数値は本文に出ていません。
4G・5Gで聴けばパケット通信料はかかる
外で聴けば通信が発生するのは、当然の前提です。
公式も、4G・5G回線に接続している場合はパケット通信料(通信した分にかかるお金)がかかると書いています。
いっぽうWi-Fiにつないでいれば、そちらの回線を使うので携帯のギガは減りません。
公式は「定額回線をご利用であれば、それ以上の回線料はかかりません」とも書いています。自宅のWi-Fiで聴くぶんには、追加の心配がいらないということです。
この違いが、あとで出てくる自宅のWi-Fiという結論につながります。
ラジコの通信料が12年間はっきりしなかった理由
ここでは、調べても答えが揃わなかった背景を整理します。
ひとつずつ見ていきます。
同じ質問が10年以上くり返されている
Q&Aサイトを追うと、分かるのは、この疑問の古さです。
「ラジコを聴くと通信料はかかるのか」という質問は、10年以上前から投稿され続けています。
そして最近の投稿にも、同じ質問が並んでいるのです。
長く残っている疑問は、たいてい答えが出ていないから残っています。この件はまさにそれでした。
調べても納得できなかったのは、あなたの調べ方の問題ではありません。
出てくる数字が20倍ちがう
問題は、回答として出てくる数字の幅です。
1時間あたりに直すと、20MB前後から300MB超までの答えが並んでいます。
| 出回っている説明 | 1時間あたりの目安として語られる量 |
| いちばん小さい説明 | 20MB前後 |
|---|---|
| よく見かける説明 | 25〜30MB |
| 公式に近い説明 | 40MB前後 |
| いちばん大きい説明 | 300MBを超える |
上と下で15倍以上の開きがあれば、読んだ人が迷うのも当然。
公式の数字を引いた回答がほとんどない
もっと気になるのは、答え方の中身です。
多くの回答が自分で計算した数字や体感で答えていて、公式の「1GBで約30時間」を出しているものはごくわずか。
ビットレート(1秒あたりに送るデータの量)を仮に置いて計算した回答も見られます。
前提の数字が人によって違えば、答えも当然ずれます。計算そのものが間違っているわけではありません。
ちなみに公式が書いているのは「128kbps以下の環境でも利用できる」という一文で、配信の数値そのものではありません。

なぜ答えが揃わないのか
理由は単純で、公式の数字が知られていないからです。
公式ページは検索でも上のほうに出てくるのに、「時間」で書かれているぶん見落とされやすいのかもしれません。
多くの人が「1時間で何MB」を探しているので、噛み合わないまま通り過ぎてしまいます。
探す言葉を「何MB」から「何時間」に変えるだけで、答えは一気に近づきます。
次の章では、その「何時間」を自分のプランに置き換えていきます。
ラジコの通信料を自分のプランに換算する
ここからは、公式の数字をあなたの契約に当てはめます。
自分の使い方に近いところを見てください。
公式の「1GBで約30時間」から逆算する
やり方はとても簡単です。
プランのギガ数に30をかけるだけで、おおよその聴ける時間が出ます。
3GBなら約90時間、20GBなら約600時間という具合。
もちろん、ギガをすべてラジコに使う人はいません。ここで出るのは「上限の目安」であって、実際にはほかのアプリと分け合うことになります。
それでも桁の感覚がつかめるだけで、判断はずいぶん楽です。
プラン別に聴ける時間の目安
よくあるギガ数で計算した表を用意しました。
いずれも公式の「1GBで約30時間」から出した目安で、公式が表として公開しているものではありません。
| プランの容量 | ラジコだけに使った場合の目安 | 1日あたりに直すと |
| 3GB | 約90時間 | 約3時間 |
|---|---|---|
| 7GB | 約214時間(公式の数字) | 約7時間 |
| 20GB | 約600時間 | 約20時間 |
| 30GB | 約900時間 | 約30時間 |
※7GBの欄だけが公式の数字で、ほかは1GB=約30時間から計算した目安です。
3GBの人でも1日3時間ぶんという計算になります。

毎日1時間聴く人の1か月
いちばん多い使い方から見ていきます。
1日1時間を30日続けると30時間なので、ちょうど1GBぶんという計算です。
3GBの契約でも、ほかのアプリに2GBを残せます。
1日1時間くらいの聴き方であれば、プランを見直す必要はほとんどありません。我慢していた時間がもったいなかった、という結論になります。
聴く時間を減らすより、ほかのアプリを見直すほうが効きます。
同じ月に動画も見るなら、20GBはどのくらい使えるかをまとめた記事もあわせて読んでみてください。
通勤の往復だけ聴く人の1か月
次に、平日だけ聴くケースです。
片道50分の往復を月20日と考えると、合計はおよそ33時間。
公式の目安に当てはめると、1GBを少し超えるくらいになります。
毎日往復で聴いても、消えるのは1GB台。動画を数本見るのと変わらない量です。
通勤で聴くだけなら、ギガの心配はほぼ要りません。
つけっぱなしにする人の注意点
気をつけたいのは、作業中に流しっぱなしにする使い方です。
1日8時間を20日続ければ160時間になり、5GBを超える計算になります。
ここまで来ると、3GBの契約では足りません。
在宅で1日中つけている人だけは、外の回線で聴き続けると届かなくなります。この使い方の人こそ、自宅のWi-Fiで聴く価値があります。
ちなみに国全体でどれくらい通信が使われているかは、総務省の通信トラヒックの統計で公開されています。
ラジコの通信料は動画とどれくらい違うのか
ここでは、動画と比べたときの位置づけを整理します。
順に確認しましょう。
音声と動画では前提が変わる
そもそも、送っているものが違います。
ラジコが送るのは音声と、番組表などの文字・画像だけ。
いっぽう動画は、1秒ごとに何十枚もの画を送り続けます。
同じ「ストリーミング」でも、扱うデータの重さがまったく違います。ラジオを動画と同じ感覚で心配する必要はありません。
この差が、1GBで約30時間という長さにつながっています。
公式は128kbps以下でも使えるとしている
回線の細さについても、公式が触れているのです。
ヘルプには128kbps以下の環境でも利用することが可能と書かれています。
kbps(1秒あたりに送るデータの量)が小さい状態でも動くという意味です。
ギガを使い切って速度制限(決めた量を超えると遅くなること)がかかっても、ラジオなら聴ける見込みがあるということ。動画では同じようにいきません。
ただしこれは配信そのものの数値ではないので、ここから通信量を計算することはできません。
「YouTubeと同じくらい減るのか」への答え
Q&Aサイトでくり返し聞かれてきた質問です。
公式の数字で見るかぎり、ラジオと動画では桁が違います。
ラジコは1GBで約30時間ですが、動画は画質の設定しだいで数時間ぶんしか持ちません。
ギガを減らしているのは、たいていラジオではなく別のアプリです。心当たりのある方は、そちらを先に見直すほうが早く効きます。
動画のほうの目安はWi-FiなしでYouTubeの料金は上がるのかで整理しました。
バッテリーの数字は公式に出ていない
ここは正直に書いておくべき点です。
公式ページのタイトルには「データ通信量・バッテリー消費量」と入っています。
ところが本文にあるのは通信量の数字だけで、バッテリーの消費量は書かれていません。
参照元の調査にはバッテリーの項目も含まれているようですが、公式ページに数値がない以上、この記事でも数字は出しません。
電池もちが気になる方は、画面を消したまま再生するだけでも体感が変わります。
【落とし穴】ラジコの通信料は節約の王道で減らせない
ここからは、多くの人がつまずく前提の話です。
知っておくと、むだな手間を省けます。
ダウンロードして持ち出せない
音楽アプリに慣れていると、まずこれを考えます。
ところがラジコには、番組を端末に保存する機能がありません。
タイムフリー聴取機能も、ラジコ・ラジコプレミアム同様に、ストリーミングサービスです。
オフラインでの聴取や保存(ダウンロード)することはできません。
つまり聴くたびに毎回通信するということです。
タイムフリーもストリーミング
過去の番組を聴けるタイムフリーなら別かと思うところ。
しかし公式は、タイムフリーもストリーミング(聴きながら受信し続ける方式)だと明記しています。
先に受信を終えておく、という使い方はできません。
同じ番組を3回聴けば、3回ぶんの通信が発生します。お気に入りの回をくり返し聴く人ほど、この点は効いてきます。
ライブでもタイムフリーでも、通信の考え方は同じです。
ポッドキャストにもダウンロード機能はない
アプリ内にはポッドキャスト(あとから聴ける音声番組)もあります。
ほかのポッドキャストアプリでは落とせるので期待したくなりますが、公式はダウンロード機能は現状はないと回答しました。
オフラインで聴く手段は、いまのところ用意されていません。
「現状は」という書き方なので、将来変わる可能性はあります。ただし今の時点では、当てにして計画を立てないほうが安全です。
ラジオもポッドキャストも、持ち出せない点は共通しています。

「Wi-Fiで落としておく」が通用しない
ここまでをまとめると、結論はひとつです。
ギガ節約の王道である「家のWi-Fiで先に落として、外では通信しない」が使えません。
動画配信や音楽配信では当たり前にできることが、ラジコではできないわけです。
節約の方法を探して時間を使う前に、この前提を知っておいてください。存在しない機能を探し続けることになります。
だからこそ「どこで聴くか」がそのまま答えになるのです。
早送りも倍速もできないから、聴いた時間がそのまま残る
もうひとつ、節約に効かない仕様があります。
ここも公式に書いてあります。
ライブとタイムフリーは再生速度を変えられない
まずラジオ部分の仕様です。
公式は、ラジオのライブとタイムフリーでは早送りも再生速度の変更もできないとしています。
つまり2時間の番組は、2時間かけて聴くしかありません。
倍速で聴ければ通信する時間も半分になりますが、その手は使えません。radikoの通信量は、聴いた時間にきれいに比例します。
逆にいえば、時間さえ分かれば計算できるということでもあります。
ポッドキャストだけは早送りと倍速ができる
同じアプリの中でも、扱いが分かれています。
公式によると、ポッドキャストでは早送りと倍速再生が可能です。
聴き終わるまでの時間を短くできる、唯一の場所ということになります。
同じ内容がポッドキャストにもあるなら、そちらを倍速で聴くほうが時間も通信も短く済みます。番組によっては選べます。
Q&Aサイトにある「ポッドキャストと通信量が違うのか」という疑問の答えも、ここにあります。
時間を縮められない仕組み
ラジオが倍速に対応していない理由は、生放送を前提にしているからです。
いま流れている番組を追いかける以上、先に進むことができません。
タイムフリーも同じ再生の仕組みを使っているため、あわせて制限されています。
不便に見えますが、生放送をそのまま届けるための作りだと考えると納得できます。ラジオらしさと引き換えの制限です。
結果として、通信量を減らす操作は用意されていないことになります。
「何時間聴くか」が唯一の変数になる
ここまでで、動かせる要素が絞られました。
落とせない、速められない、設定でも変えられないので、残るのは聴く時間と、どの回線で聴くかの2つだけ。
そして聴く時間を削るのは、本末転倒といえます。
だとすれば、触るべきは回線のほうです。答えがひとつに絞られるのは、かえって分かりやすいといえます。
その具体策はラジコの通信料を気にせず聴くなら自宅のWi-Fiでまとめます。
ラジコの通信料に上限をつくるタイムフリーの3時間ルール
意外に知られていない、通信量の歯止めになる仕様があります。
条件を確認しておきましょう。
過去7日以内・24時間以内・合計3時間まで
タイムフリーには、3つの区切りがあります。
| 聴ける番組 | 今いるエリアの過去7日以内に配信されたもの |
|---|---|
| いつまで | 再生し始めてから24時間以内 |
| どれだけ | 合計3時間まで |
| 料金 | 無料 |
この合計3時間という区切りが、思わぬところで効いてきます。
無料で使える範囲はここまで
まず押さえたいのは、料金がかからない点です。
公式は、この範囲であれば無料で使えると回答しています。
聴き逃した番組を追いかけるには、じゅうぶんな内容。
1本の番組をまるごと聴き直しても、3時間の枠に収まることがほとんどです。日常の使い方なら、上限にぶつかる場面は多くありません。
枠を使い切ったあとは、時間が経つのを待つ形になります。
タイムフリー30は有料のプレミアム
もっと自由に聴きたい人向けの選択肢です。
タイムフリー30なら、放送から過去30日以内の番組を時間制限なしで何回でも聴けます。
これはラジコプレミアム(radikoの有料サービス)の機能です。
有料プランに入って聴く時間が延びる人ほど、外の回線ではギガが気になってきます。プランを検討する前に、聴く場所を決めておくとむだがありません。
聴ける量が増えるぶん、通信する量も当然増えます。
料金の詳細はradiko公式サイトでご確認ください。
制限があることが歯止めにもなる
見方を変えると、この制限には別の意味もあります。
無料の範囲で使っているかぎり、一度に使う通信量には上限があるということ。
3時間ぶんなら、公式の目安に照らしても1GBには遠く届きません。
「気づいたら何時間も聴いていてギガが消えた」という事故は、無料のタイムフリーでは起こりにくい作りになっています。
注意したいのは、上限のないライブ放送を流しっぱなしにする使い方のほうです。
通信を使わずに聴く方法は公式にある
じつは、ギガをまったく使わずに聴ける道も用意されています。
まずは仕組みから見ていきます。
FM放送で聴けばパケット通信を行わない
radiko + FM(ラジコプラスエフエム)という公式アプリがあります。
これはハイブリッドラジオ(通信とFM電波を切り替えられる仕組み)に対応した作り。
「FM放送で聴く」を選ぶとパケット通信を行いません。
公式が用意している機能なので、非公式なやり方ではありません。条件さえ合えば、ギガをまったく減らさずにラジオを聴けます。
インターネットではなく、電波でラジオを受け取る形になります。
問題は、その条件がかなり厳しいことです。
ただし番組表の更新では通信する
「まったくのゼロ」ではない点に注意しましょう。
放送電波を受信していますので、「FM放送で聴く」での番組聴取は、
パケット通信は行いませんが、番組表や番組情報の更新などでパケット通信を行います。
音そのものは電波で届き、アプリの表示部分だけが通信するという作りです。
番組表を何度も開かないかぎり、大きな量にはならないと言い切れます。
対応する端末が決まっている
どのスマホでも使えるわけではありません。
公式は、対応機種を「ラジスマ」対応端末(FM受信に対応したスマホの呼び名)としています。
詳しい機種は民放ラジオの「ラジスマ」サイトで案内されているとのこと。
手元のスマホが対応しているかどうかは、まずそこで確認してください。対応していなければ、この方法は最初から使えません。
対応していても、さらに聴き方の条件が付きます。
電波が弱い場所では聴けないことがある
電波で受け取る以上、場所の影響も避けられません。
公式は、放送電波の弱い場所ではノイズが出たり聴けなかったりするとしています。
受信状態が悪いときは、アプリの「中継局選択」で別の中継局(電波を中継して届ける設備)を試す形です。
地下鉄や建物の奥では、電波が届かないことも起こります。通信で聴くほうが安定するのは、こういう場面です。
ここまでが仕組みの話で、次がいちばんの関門になります。
【要注意】いまのスマホでFMが使えない4つの条件
公式の条件を並べると、使える人がかなり限られると分かります。
ひとつずつ確認していきます。
条件1 イヤホンジャックに差さないとONにできない
まず、いちばん引っかかる条件です。
ハイブリッドラジオアプリ【radiko + FM】では、イヤホンがアンテナの役割を果たしますので、
イヤホンをイヤホンジャックに差し込まないと、「FM放送で聴く」は、ONにできません。
つまりイヤホンジャックのないスマホでは、機能そのものを入れられません。
条件2 本体のスピーカーでは鳴らせない
イヤホンを差せたとしても、制限はまだ残るのです。
公式は、端末本体のスピーカーからの再生はできないと明記しています。
台所に置いて流す、といった使い方はできないわけです。
イヤホンがアンテナなので、抜くと受信できなくなります。差したまま耳に入れて聴くのが前提の機能です。
家事や作業をしながら流す用途とは、かなり相性が悪いといえます。
条件3 タイプCとワイヤレスのイヤホンは使えない
ここが多くの人の脱落ポイントです。
公式は、タイプC端子に接続するイヤホンやワイヤレスイヤホンは使えないとしています。
必要なのは、丸いイヤホンジャックに差す昔ながらの有線イヤホンです。
イヤホンジャックのない機種が増え、ワイヤレスイヤホンも広く使われています。条件に当てはまる人は、そう多くありません。
なお、イヤホンを差さなくても通信で聴く分には問題なく使えます。
条件4 放送中の番組しか聴けない
聴ける中身にも線が引かれています。
公式によると、FM放送で聴けるのは現在放送されている番組だけ。
タイムフリーとエリアフリー(住んでいる地域の外の局を聴ける有料機能)は対象外とされています。
聴き逃した番組を追いかける使い方には向きません。放送時間に合わせて聴ける人だけが使える形です。
通勤時間と番組の時間が合わない人には、選びにくい方法といえます。
聴けない放送局もある
最後に、局そのものの条件です。
公式は、ラジオ日経とNHK AM はFM電波で放送していないため聴けないとしています。
NHK FMについては、FMチューナー機能で周波数を選べば聴けるという案内です。
| 条件 | 使える人 | 使えない人 |
|---|---|---|
| イヤホン | 丸い端子の有線イヤホンを持っている | ワイヤレス・タイプCだけ |
| 本体 | イヤホンジャックがある機種 | ジャックのない機種 |
| 聴き方 | イヤホンを耳に入れて聴く | スピーカーで流したい |
| 番組 | 放送中の番組を聴く | 聴き逃しを追いかけたい |
| 放送局 | FM電波で流している局 | ラジオ日経・NHK AM |
5つのうち1つでも外れると、この方法は使えません。

外でラジコの通信料を抑えるためにできること
ここからは、実際に役立つ手だけを挙げます。
どれも今日から試せます。
家を出る前に聴き終える
いちばん確実なのは、聴く場所をずらすことです。
タイムフリーなら過去7日以内の番組を選べるので、自宅のWi-Fiにつないでいる間に聴いてしまえます。
ダウンロードはできませんが、聴く時間帯なら自分で決められるわけです。
朝の支度をしながら家で聴き、通勤中は別のことをする。この入れ替えだけで、外での通信をまるごと減らせます。
ただし、これができるのは自宅にWi-Fiがある人にかぎられます。
ほかのアプリの通信を止めておく
ギガが減る原因は、ラジオだけとはかぎりません。
公式の目安どおりなら、ラジオの通信量は音声だけあって小さい部類です。
それでも足りなくなるなら、動画やSNSの自動再生を先に見直しましょう。
アプリごとの通信量は、スマホの設定画面から確認できます。犯人を決めつける前に、実際の数字を見るのが早道です。
通話アプリのギガが気になるなら、Wi-FiなしのLINE電話にかかる料金の記事も参考になります。
ラジオを我慢する前に、ほかに削れるものがないかを確かめてください。
使い放題プランは条件を先に確かめる
プランを見直すのも一つの方向です。
ただし使い放題をうたうプランにも、使いすぎたときの速度制限やテザリングの上限が設けられていることがあります。
くわしくはデータ使い放題ならWi-Fiはいらないのかを4社の公式で確かめた話にまとめました。
月々の支払いを増やす判断になるので、条件を読んでから決めてください。ラジオのために上げるには、少し大きな出費です。
費用対効果でいえば、自宅の回線を整えるほうが先といえます。
カウントフリーは契約している回線しだい
対象のアプリだけ通信量を数えない仕組みもあります。
これはカウントフリーと呼ばれ、格安SIMの一部が用意しているオプションです。
ただし対象アプリは会社ごとに違い、内容も変わっていきます。
ラジオが対象に入っているかどうかは、契約している会社の公式ページで確かめてください。ここで見た情報をそのまま当てはめないほうが安全です。
乗り換えが前提になるなら、手間のわりに得が小さいという判断もあり得ます。
ラジコの通信料を気にせず聴くなら自宅のWi-Fi
ここまでを整理すると、答えはひとつに収まります。
順番に見ていきましょう。
Wi-Fiならギガが減らない
当たり前のようでいて、これがいちばん確実な方法です。
自宅の回線につないでいるあいだは、スマホの契約データを使いません。
何時間流しっぱなしにしても、月末の残量に影響しないわけです。
ダウンロードも倍速もFMも使えないなかで、唯一そのまま効くのが「回線を替える」という手です。聴き方を変える必要もありません。
在宅の時間が長い人ほど、効き方が大きくなります。
自宅に回線がない人の選び方
問題は、自宅にWi-Fiがない場合です。
スマホ1台で暮らしていると、ラジオも動画もすべて契約データから引かれます。
腰を据えて解決するなら、光回線を引くのが素直な選択です。
ラジオのためだけに回線を引くと考えると大げさですが、動画もゲームも同じ回線でまかなえます。1つ入れておけば、ギガの心配ごとがまとめて消えます。
動画もゲームも1本で済むので、BIGLOBE光プラス by auひかりプラスのように有線でもつなげる回線が向いています。
まずは住所を入れて、引ける物件かどうかを確かめるところからです。
\ 自宅で気にせず聴きたい方は /
工事を待てない・できない場合
賃貸では、工事そのものが難しいケースも珍しくありません。
その場合は、コンセントに挿すだけで使えるホームルーター(据え置きの通信機器)という選び方があります。
回線工事がいらないので、届いたその日から使えるのが強みです。
大家さんへの確認や工事の日程調整がいりません。すぐに聴く環境を整えたい人には、いちばん早い道です。
工事を待たずに始めたいなら、BIGLOBE WiMAX +5Gのような置くだけの回線が候補になります。
引っ越しの多い人でも、持って動けるのが利点です。
\ 工事なしで始めたい方は /
賃貸で自宅のWi-Fiを用意するときに見るところ
賃貸ならではの確認点も押さえておきましょう。
順番を間違えると手戻りになります。
大家さんの承諾が要る場合がある
光回線を新しく引くときは、建物に手を入れる場合も少なくありません。
壁に穴を開けたり配線を通したりするため、大家さんや管理会社の承諾が必要になる場面が出てきます。
申し込む前に一度確認しておくと安心です。
あとから断られると、工事の日程を取り直すことになります。先に一本連絡を入れておくだけで、余計な手間を避けられます。
手続きの流れは賃貸の備え付けネットの評判をまとめた記事でも触れています。
工事なしで置くだけという選び方
承諾を取るのが難しいときの逃げ道もあります。
ホームルーターなら建物に手を入れないので、承諾のいらないことがほとんどです。
コンセントに挿すだけなので、退去のときの片づけも簡単。
ラジオを聴くのが主な目的なら、速度よりも「すぐ使えること」を優先する考え方もあります。用途に合わせて選んでください。
備え付けのネットで足りるかどうかは、賃貸ライフネットの評判をまとめた記事でも触れました。
対戦ゲームまで見るなら、有線でつなげる光回線のほうが向いています。
いま住んでいる建物の設備を先に確かめる
そもそも、すでに設備が入っていることもあります。
部屋に光コンセントがあれば、工事なしで始められる場合もあるのです。
ただし、それだけで決まるわけではありません。
光コンセントがあっても、建物に来ている回線の種類しだいで工事が必要になります。設備の確認は、申し込みより先に済ませておくと安心です。
判断のしかたは工事不要になるかどうかは何で決まるのかをまとめた記事に整理しました。
建物の設備そのものが古い場合は、マンションのVDSL対策の記事もあわせて読んでみてください。
ラジコの通信料でつまずく点のよくある質問
読者からよく出る疑問をまとめました。
ラジコを2時間聴くとどれくらい通信しますか
公式は、2時間連続で番組を再生した場合に約81MBという目安を出しています。1時間あたりの数字は公式に載っていません。根拠は公式が出す3つの数字で確認できます。
1GBで何時間くらい聴けますか
公式の目安では約30時間です。7GBなら約214時間とされています。プランごとの換算は自分のプランに換算するにまとめました。
番組をダウンロードして持ち出せますか
できません。公式は、オフラインでの聴取や保存はできないと明記しています。くわしくは節約の王道で減らせない理由をご覧ください。
タイムフリーなら通信しないで聴けますか
タイムフリーもストリーミングなので、聴くたびに通信します。先に受信を終えておくことはできません。仕組みは節約の王道で減らせない理由で説明しました。
倍速で聴いて通信量を減らせますか
ラジオのライブとタイムフリーでは、早送りも再生速度の変更もできません。ポッドキャストだけは可能です。違いは早送りも倍速もできない話にまとめています。
動画を見るのと同じくらいギガが減りますか
音声だけなので、映像を伴うものとは前提が変わります。公式は128kbps以下の環境でも使えるとしています。考え方は動画とどれくらい違うのかで整理しました。
通信を使わずに聴く方法はありますか
FM電波で聴ける公式アプリがあります。番組の聴取ではパケット通信を行いません。内容は通信を使わずに聴く方法で説明しています。
ワイヤレスイヤホンでもFMで聴けますか
使えません。イヤホンジャックに差す有線イヤホンがアンテナの役割を果たすためです。条件はFMが使えない4つの条件にまとめました。
タイムフリーは無料でどこまで使えますか
過去7日以内の番組を、再生開始から24時間以内・合計3時間まで無料で聴けます。それ以上は有料のプレミアムになります。条件はタイムフリーの3時間ルールで確認できます。
バッテリーはどれくらい減りますか
公式のページに数字は出ていません。そのため、この記事でも具体的な数値は書いていません。理由は動画とどれくらい違うのかに記しました。
まとめ:ラジコの通信料は1GBで約30時間を目安にしよう
ラジコの通信量は、公式の「1GBで約30時間」で見積もれます。
まず自分のプランに換算し、それでも足りないなら自宅のWi-Fiで聴くのが答えです。
数字が分かってしまえば、外で聴くのをためらう理由はほとんど残りません。
それでも月末が不安なら、聴く場所を家に寄せるだけで解決します。

思ったより減らないんだ。これなら通勤中も聴けそう。
自宅に回線がないなら、住所を入れて調べるところから始められます。
手元で条件を読みながら決められるので、急かされることがありません。
\ 自分のペースで見比べたい方は /
